貴族探偵 の人気短編「こうもり」はドラマ化不可能?ネタバレ解説!

      2017/06/24

2017年春ドラマの中でも期待の高い、相葉雅紀さん主演の月9ドラマ「貴族探偵」。

 

麻耶雄嵩(まや ゆたか)さんの人気推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」を原作としたドラマです。

 

原作の「貴族探偵」の中でも評判の高い物語が「こうもり」という短編小説。

 

「こうもり」の物語には、最後に映画「シックス・センス」のような、どんでん返しのトリックがあり、「ドラマ化不可能では?」とネットで話題になっています。

 

面白い物語だが、ドラマ化不可能ではないかと噂される「こうもり」とは、どんな話なのかまとめてみました。

 

あらすじやトリックのネタバレになりますので、ご注意ください。

 

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原作・貴族探偵「こうもり」を読んだネットでの感想

 


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原作・貴族探偵「こうもり」のあらすじ

 

物語「こうもり」で起きる事件の被害者と容疑者は以下の8人の登場人物。

・佐和子・・・事件の被害者

・水橋・・・佐和子の旦那

・大杉・・・真知子の夫で大物作家

・真知子・・・佐和子の実姉で大杉の妻

・堂島・・・大杉の友人で小説家

・松野・・・偶然、旅館にいた商社マン

・絵美と紀子・・・旅館に宿泊中の女子大生、誰とも面識がない

 

舞台は北陸の老舗高級旅館。

 

女子大生の絵美と紀子は卒業旅行として、北陸の老舗高級旅館にお嬢様・絵美の紹介でやってきます。

 

絵美と紀子は旅館にある広い庭を散策している時、同じ旅館に宿泊に来ていた大杉、真知子、佐和子、水橋、堂島、松野らと出会うのでした。

 

その日、旅館の近くの洞窟で護摩を炊く行事があり、カップルで護摩の灰をかぶると、縁結びのご利益があるということで評判。

 

そこで、佐和子、水橋、堂島、松野の4人は旅館の近くの洞窟で行われる護摩を炊く行事に出かけていきました。

 

4人が護摩の行事に行っている間、他の大杉、真知子、絵美、紀子はランチに出かけます。

 

しかし、護摩行事の最中に佐和子が何者かに襲われて、亡くなってしまうという事件が起きます。

 

美人な佐和子は男性遍歴が派手で、事件が起きた後、一緒に護摩行事に行った堂島と松野とも、昔交際していたことが発覚。

 

佐和子の交際相手は他にもまだおり、恋愛関係のもつれで嫉妬にかられた男の犯行ではと当初は思われていました。

 

しかし、登場人物はグループに分かれ、一緒に行動していることから、みんなにアリバイがあり、捜査は難航。

 

そこに、貴族探偵とメイドの田中が現れ、事件を解決していくのでした。

 

原作・貴族探偵「こうもり」のネタバレ

 

事件の犯人は作家の大杉と妻の真知子でした。

 

佐和子と大杉の間に子供ができており、それを隠すために犯行に及んだらしいのです。

 

ランチの時、真知子、絵美、紀子と一緒にいた大杉だと思っていた人物は替え玉の貴生川という人物でした。

 

妻の真知子は共犯で、大杉のアリバイを作るために、貴生川が大杉のそっくりさんだということを黙っていました。

 

ランチの間に、大杉は犯行に及んだのでした。

 

 

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「こうもり」がドラマ化不可能を噂された理由とは?

 

短編「こうもり」には“叙述トリック”と”逆叙述トリック”を組み合わせた物語になっており、最後にどんでん返しが待っている展開になっています。

 

原作小説を映像化が不可能ではと噂される理由は、事件当日のランチの場面です。

 

ランチのテーブルに、実際には大杉はいなくて、替え玉の貴生川ひとりがいるだけの場面で、読者には貴生川と大杉という「二人」がその場にいるように誤認してしまう叙述的なトリックが仕掛けてあります。

 

読者には貴生川、大杉、妻の真知子、絵美、紀子、の5人がランチしているようにミスリードしているが、実際は貴生川(大杉の替え玉)、妻の真知子、絵美、紀子、の4人しかいません。

 

小説では読者をミスリードして、ランチのテーブルには5人いるかのように誤認させるが、実際は4人しかテーブルにいません。

 

読者に人数を誤認させる小説のトリックを、「映像でどのように表現するのか?」この点がドラマ化不可能と噂される理由のようです。

 

”叙述トリック”とは

 

読者(視聴者)の先入観や思い込みを利用し、一部の描写をわざと伏せたり曖昧にぼかしたりすることで、作者が読者(視聴者)に対してミスリード(読者を誤った解釈に誘導するような文章のこと)を仕掛けるトリックである。

 

文章によって与えられる情報から、読者が思い描いていた物語の様相が、一瞬にしてひっくり返る驚きがその最大の醍醐味。

 

“逆叙述トリック”とは

 

通常の叙述トリックとは逆の形、すなわち読者(視聴者)には分かっていることが登場人物に対しては隠されているトリックのこと。

 

ただし、それだけでは登場人物が驚くだけで読者(視聴者)には驚きが発生しないので、同時に「登場人物がその自明の事実を認識できていないこと」を読者(視聴者)に対して隠す叙述トリックが仕掛けられるトリックである。

 

事実をあらかじめ知らされているにもかかわらず、読者が何に驚かされるのかといえば、その事実を(大半の)作中人物が知らないということ、それについて誤認しているということです。

 

つまり、逆叙述トリックは、地の文で堂々と事実を示すことで、それが作中でも公然の事実であるかのように読者をミスリードして、作中の人物による誤認を隠すトリック!

 

 

まとめ

 

最後にどんでん返しのある「こうもり」は原作を読んだ人の中でも、いちばん面白いと評判の物語です。

 

原作で仕掛けられた、読者を誤認させるドラマ化不可能といわれるトリックを、どのように映像化するのか楽しみですね。

 

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